宿泊業で勝ち残るためにすべき戦略と戦術とは

2023年7月3日

皆さんこんにちは。全国旅行割などが7月末に44都道府県で終了となる見込みです。ついに本格的に本物しか勝ち残れない群雄割拠が始まります。インバウンドが戻りつつあっても本質を忘れてしまっては衰退の一途をたどります。そこで今回は宿泊業で勝ち残るためにすべき戦略と戦術を少々お伝えできればと思っております。

【こんなことで困っていませんか?】
①割引が無くなった時からの予約が全く入っていない
②割引で来館した新規客がリピートしてくれない
③社員・PAが定着せずに新しい人を教えては辞める負のループに陥っている
④PAがたくさんいるだけで何故か慢性的に人不足で全ての部屋を売れない
⑤クチコミが下がり返事もなかなか上手に書けない
⑥新プランや新料理がなかなか出来ない
⑦働いている現場スタッフがワクワクしていない
⑧清掃が十分に出来ておらず設備も不備が多くなってきた
⑨インバウンド対応が追い付いていない
⑩デジタル化が全くできず未だに紙ばかりで二度手間が多い

さて皆様いくつ当てはまりましたか?今回はほんの一例に過ぎませんが今回の指標は下記の通りです。当てはまる数でご判断ください。
0個 ⇒ 素晴らしい状態
1個~2個 ⇒ 良い状態
3個~6個 ⇒ 問題が起こっている状態
7個~10個 ⇒ かなり問題な状態

いかがでしたか?でも悲観することはございません。何故ならばほとんどの館で同じような問題が起こっています。しかし、外資系のホテルなどの乱立や既存ホテルの旅館の良いとこ取りなどでホテルと旅館の違いがそこまでなくなってきた群雄割拠の状態で生き残る、勝ち残るためには動かなくてはいけません。そこで今後何をしないといけないかのポイントをお伝えしたいと思います。

【旅館・ホテルの宿泊業でのお客様判断基準】
お客様の目は自粛していたのでかなり厳しくなっています。そして新しいものが多く出回ったことにより目が肥えてきました。ブルガリホテルなどの憧れの宿もYouTubeなどで紹介動画や宿泊体験動画などで気軽に見る事も出来るために、価格に対する基準が上がりました。以前の私の執筆でも紹介したお客様の基準である3大ハードとソフトを復習してみましょう。


ハードとソフトで分けてみましたが皆さんはどこに力を入れていますか?
実は何かで尖ることが大事です。全てが5点満点で4.6以上なら素晴らしいですがなかなか投資もかかるので難しいところがあります。しかし何かで一点突破して目立つことも戦略です。でも注意しなないといけないのがこの6つは平均点が無いと厳しいということです。

【低投資で値上げしても満足度を上げる方法】
ではどうすれば低投資で満足度を上げられるのでしょうか。それは一言で伝えることが出来ます。
“お客様が触れるモノに投資する”

実はこれが簡単そうでなかなか踏み込めない経営者が多いのが実態です。理由はそこにお金かけても集客にすぐには繋がるというのが実感できにくいからです。しかし、上手に低コスト投資で満足度を上げる方が実はあります。今回は前回のから追記しております。

☆低コスト投資部門☆
①シャンプー・リンス・ボディソープ
⇒ 馬油など安いものはNG ビジネスホテルで利用されているのもNG
リンスインシャンプーは論外
②歯ブラシ・カミソリ
⇒ 歯磨き粉多め カミソリは3枚刃は必須 持ち手がプラスチックの薄い微妙なのはNG
③コンセント
⇒ 枕元に必ず設置 延長コードはNG インバウンド用にコンセントアジャスター必須
④シャワーヘッド
⇒ ミラブルやリファがお勧め きちんと良さをアピールするPOP必須
⑤タオル
⇒ 今治タオルで白色がお勧め オレンジや色のついたタオルは銭湯っぽくNG

まずはこの5つに対してやってみる価値はあります。是非ともご検討ください。必ず効果がありますよ。また、現場スタッフの意見を聞くのも大事ですよ。

【料理で満足度とリピート率を上げる方法】
どうしても旅館の多くは夕食に力を入れて朝食に手を抜きがちです。その代表的なものがバイキングやビュッフェスタイルです。私は旅館の朝食バイキングやビュッフェで満足したところは数少ないです。ほぼほぼ微妙なモノや品数も少ないのが現状です。しかも宿泊組数が少ないと宿都合によりバイキングやブッフェから定食スタイルに変わっているところもありました。
実は朝食は非常に大事です。最後の砦なのです。人はどうしても最後の印象力が強く残ります。つまり、朝食が微妙だと食事全体だけでなく、宿全体が微妙という印象を持って帰るのでクチコミも低いのです。逆に朝食で感動レベルのものを提供できると200文字書かないといけないトリップアドバイザーのクチコミも書いてくれます。

☆料理改革 虎の巻☆
壱. シズル感演出を忘れるべからず
弐. 器や皿は既定路線からはみ出して予想外の物を活用せよ
参. ご当地食器やご当地文化のものを食器として活用せよ
肆.   スタッフのひと手間演出やお客様が仕上げる料理を必ず入れるべし
伍.   絶対的看板商品の一品を作るべし
陸.   料理にはストーリー性を持たせて順番を大事にお品書きもこだわるべし
漆.   余白の美学と盛りの美学のバランスを取るべし
捌.   ご当地食材を必ず使用して生産者を称えるべし
玖.   おいしいと思ってもらったものはお土産で帰るように準備すべし
拾.   デザートこそフルーツでごまかさずこだわりの品をつくりお茶菓子もつけよ

上記は料理人の方なら必ず理解できるはずです。常に月20泊している現場調査からの法則をまとめてみました。中には面白い演出をして忍術みたいなことをして仕上げたり、お寺のお坊さんが使用する応量器をしようしたりする旅館もあります。虫籠をつかった料理も面白かったです。このように印象に残ったのは話に出てきやすいのです。無難にまとめた料理なんてつまらないですし、印象にも残らないために満足度も低いのです。その場合はよほど美味でないといけません。また、かなり難しいとは思いますがお客様が選べる楽しさを提供している旅館もありました。アラカルト懐石やメインを選ばせるスタイル、朝食は和食か洋食を選べるスタイルなどは本当に感動レベルが上がります。

 

皆様いかがでしたか。今回は料理についても深堀してみました。料理は板長や料理長の権限が強いです。もちろんそれは素晴らしいことですが依存し過ぎて船頭が2人いることが多く、社長VS板長といった構図もかなりありました。やはり経営者はきちんと現場を把握して料理長に丸投げではなく一緒に考えていかないと尖らないために埋もれてしまいます。
今回は部屋やアメニティ、料理について深堀してみました。何かご質問等ございましたら遠慮なくご連絡くださいませ。
無料経営相談(ZOOMでのオンラインも可) も実施しております。
是非この機会をご活用いただけたら幸いです。

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