【2024年】温浴・サウナ業界の今後はどうなる?現状と課題、取り組むべきこと

2024年3月19日

コロナ禍で大きく店舗数も減少した中で、温浴業界は今後どう変化するのか?
また
サウナブームにより、サウナ特化型の施設は好調なのか?
温浴中心の施設は水光熱費高騰の中どのような工夫・改善が行われているのか?にご関心を寄せておられる方も多いかと思います。
今回は、温浴・サウナ業界の現状や課題点を踏まえて、2024年の温浴業界の時流予測・動向についてお話いたします。
業績アップに役立つ内容ですので、是非ご一読ください。

今回は、温浴業界の現状や課題点を踏まえて、2024年の温浴業界の時流予測・動向についてお話いたします。
業績アップに役立つ内容ですので、是非ご一読ください。

1.温浴業界の現状

まず温浴業界の現状について解説いたします。
厚生労働省が発表しております「衛生行政報告例」によると、温浴市場としては2021年時点でコロナ前対比では一般公衆浴場は88%と施設数は大きく減少しているのが現状の市場状況となります。しかし、2021年以降は数多くのサウナ特化型施設が新規オープンされ、出店が加速していることも上げられます。
※厚生労働省「衛生行政報告例」より

また温浴業界の現状の課題としては下記が挙げられます。
・水道光熱費の高騰によるコストの圧迫
・新規集客が難しく常連客依存のため、高齢化が進む地方商圏ほど客数減少が進行
・サウナ特化型施設の出店加速による既存店の客数減少

2.温浴業界の今後の予測

今後の予測としては下記が挙げられます。
(1)サウナ利用客数の増加によるサウナ特化型営業
(2)出店加速の状況下での勝ち残りに向けた独自固有性の高い施設・商品づくり

(1)サウナ利用客数の増加によるサウナ特化型営業
コロナ禍で温浴・サウナ利用客数は大きく影響を受け、2020年には2584万人まで減少しています。しかし、その後復活傾向に入っており、今の復活傾向が続けば2026年ごろにはサウナを日常的に利用される(月2回以上サウナを利用する客層)はコロナ前水準を超える見込みとなります。
特に世界市場においては21年〜27年にかけて、毎年5.28%以上の成長率と予測されており、今後さらなる市場の成長が見込まれるのがサウナ市場になります。
そのような状況下においては、既存の温浴施設においても、サウナ特化型の営業が業績アップには必要であることが考えられます。
※REPORT OCEANより抜粋

(2)出店加速の状況下での勝ち残りに向けた独自性の高い施設・商品づくり
2021年以降サウナ特化型施設の出店は加速しています。事業再構築補助金などの補助金を活用したサウナ特化型施設の出店も多く、そのような状況下で勝ち残るには狭属性の顧客に向けた独自性の高い差別化できる商品づくりが必要となります。現状業績が良い施設においても、サウナ・ロウリュなどを中心に核施設独自の商品づくりを進められていますが、既存の温浴施設も商品設計の見直しは2024年の業績を作るにあたっては必要となるでしょう。

.2024年実施いただきたいこと

結論として、業績アップを目指すにはターゲットの絞り込みとそこに向けた商品・販促設計が必要となります。
具体的には、下記の3つの施策が必要になります。
①ターゲット設計とそこに向けた狭属性の商品づくり
②Webマーケティングの基盤づくり(SEO強化など)
③新規集客に向けたWeb広告×SNS集客

また業績アップに向け、下記の3段階のステップで進めることが必要とされます。
①Web広告・Instagramによる新規集客での即時業績アップ
②集客商品づくりに向けた小型リニューアル
③ハード面への大型投資・大型リニューアルでさらなる業績アップへ

実際に弊社の支援先ではこれらの取り組みを実施する中で、大型リニューアルをせずとも、毎月の新規集客数をWeb広告実施前の5倍まで達成に成功しているモデル施設も存在します。
大事なポイントは大型リニューアル時にのみ販促を行うのではなく、常時外部の新規客に向けたWeb広告・SNSを実施し、常連様以外の新規客を獲得することが、2024年以降の業績アップには必要とされます。

 

さて皆様いかがでしたでしょうか?
これは、2024年の温浴・サウナ業界の時流予測と対策の一部です。
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