【2023年】旅館・ホテル・宿泊業界はどうなる?動向と対策を解説

2022年11月4日

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皆さんこんにちは。全国旅行割などで今はバタバタかと思います。そんな時にきちんと考えないといけないのが業界予測です。今回は宿泊業界の予測の一部をお伝えできればと思っております。

1.宿泊業界にインバウンド需要が復活

2022年10月から円安や水際対策の緩和により、コロナ化で大打撃を受けたインバウンドが徐々に戻りつつあります。2023年にはコロナ前の30パーセントほどには回復すると予想されます。
円安について、対アメリカドルでみると2022年11月の平均レートは1ドル=114.0178円でしたが、今では130円代で推移しています。円安によって日本旅行は安くなるのでインバウンド数増加には追い風となります。
また2023年4月29日0時をもって、新型コロナウイルス感染症による入国制限などの水際措置を終了しました。これにより、日本時間4月29日午前0時以降に日本に入国する場合には、有効なワクチン証明書又は出国前検査証明書の提示は不要となりました 。このことによってもインバウンド需要は予想以上に増加しています。

2.旅行支援割引について

2023年においておそらくかなりの関心度が高いのが割引です。もはや国民のほとんどが割引待ち状態でした。はっきりとこれだけは言えることがあります。
“来年のGotoトラベル支援で国からの業界支援は終了”
観光業界は新型コロナウイルスで大きな影響を受けました。しかし、他の業種も同様に厳しくなっています。国としても他の業種を助けなければいけなくなると予測できます。そうなるとホテル業界の集客が課題になってきます。割引が無いと来てくれなくなるのではないかと不安になっている経営者の方も多いです。

3.2023年ホテル業界が集客で準備しないといけないこと

実は国がマーケティングをしてくれていた割引支援の最中にその後のことを見据えて行動を起こしている旅館・ホテルがあります。2023年においては脱割引依存体質が出来るようになると本当に集客で困らなくなります。この割引支援の最中に何をすべきか箇条書きでまとめてみましたので、自社で取り組んでいるかチェックしてみてください。

①割引支援期間の新規客への手厚い対応
②顧客管理の精度アップ
③来年の自館イベントスケジュール作成
④QSCチェック
⑤リピーター販促
⑥会員制度構築と運用
⑦新商品開発
⑧SNS開設と定期的運用
⑨HPのブラッシュアップ
⑩Googleマイビジネス対策
⑪OTAクチコミ対策
⑫自社アンケート再構築と分析
⑬ドリンクABC分析と品揃え再構築
⑭価格見直しと満足度UP施策
⑮付加価値向上の施策

さて皆様はいくつ当てはまりますか?こちらの項目全て実施されている方は素晴らしいです。特にしないといけないのが実は①の新規客対応だったりします。

4.割引支援期間の新規客への手厚い対応

実は集客の鍵となるのが割引期間中に来館した新規客です。この新規客がリピートしてくれるかどうかがきちんと対策していたかの成績表となります。お客様はほとんどの方がリピートせずに他の旅館・ホテルを次の予約します。理由は色んな所に泊まってみたいという理由が多いです。しかし、こんな素敵な旅館・ホテルがあったんだと発見してファンになってくれる新規客も実際にいます。その新規客に対して現場スタッフは意外と冷たかったりします。理由は割引による新規客の大半はクチコミが辛かったり、現場スタッフへの要求が厳しい傾向にあるからです。そうなるといつもの常連様が恋しくなります。知らず知らずのうちに自然と新規客をさばいている状態の現場スタッフが意外と多いのです。下記のチェックリストは新規客に対して行った方が良い具体的行動です。現場でどのくらい出来ているかチェックしてみてください。

①お名前で呼ぶ
②会話をしてスタッフ同士情報共有
③女将・料理長挨拶をする
④過ごし方提案や観光案内をする
⑤お品書きにも名前を入れる
⑥サプライズ提案(1品サービスなど)をする
⑦お出迎えをきっちりする
⑧アンケートを取る
⑨お見送りは姿が見えなくなるまでする
⑩お礼状を1週間以内に出す

最低でもこの10項目はおさえて実行してみて欲しいです。必ず効果が出ます。大切なのはお客様の余韻を伸ばして記憶に残すことです。

5.まとめ

今回はホテル業界の動向と課題、対策について簡潔に解説いたしました。さらに詳細に知りたい方は下記の無料レポートをご参照ください。

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