売店を「 道の駅化 」で改善!?改革のチャンスは、閑散期にあり! デジタル化応援隊を活用して、売店を買われる場に変える方法。

2021年8月18日

「 道の駅 」。

道の駅に、売店のヒントがあります。
コロナ禍、道の駅が、脚光を浴びています。皆様もご存知の通り、道の駅は(公表されている規模で)、年商で3億円とか10億円という「 人が集まる場 」となっています。

まず、抽象的な結論を書きます。
「 目的化させる 」。

本来、サービスエリアは「 トイレ休憩 」が、その目的でした。
その「 ついでに 」食事や買い物がありです。
し、そもそも、サービスエリアに立ち寄ることも目的ではなく「 旅の途中 」です。

それが「 道の駅 」が最終ゴール、目的になっている消費者が増えているのです。「 あの、道の駅に行こう 」という会話が成立しているわけですね。

この関係を置き換えると「 売店 ≒ 道の駅 」です。
「 あの、売店に行こう 」という会話成立できるかどうか?です。なかなかイメージし辛いですが、この構図をイメージすることで、自旅館の売店が「 お客様に購入される場 」に変わります。単純に、商品(お土産)を並べられているだけの売店は、購入さる場になることはありません。

(×)商品(お土産)が、陳列されている場
(〇)売店を目的に来館されるイメージを持って作り上げた場

収束しないコロナで「 常に閑散期 」となった今、改革に時間を割けるチャンスが続いています。
今回は「 売店 」を改革するキッカケをご提供したいと思います。

売店改革【原理原則】

≪その❶≫売れ筋商品トップ5だけに絞る(売れていない商品は、陳列しない)
≪その❷≫手書きPOPで「 買われている理由 」を書く(売れている理由ではない)
≪その❸≫宿泊客以外にも、売店で買い物ができるように、案内する(販促する)

まず、これだけで変わります。
違和感を覚える方は「 売上は落ち続けている 」という事実を受け止めることから始めてください。「 同じことを続けても、同じ結果しか生まれない。 」という当然の原理原則を受け止めてください。
一般小売りでは当然の事であっても、旅館の売店では「 売れ筋商品を拡大する 」という施策を行いません。「 色々な関係で 」「 あれもこれも 」売れない商品が陳列され続けています。それは、旅館側の都合であって購入者側の都合ではないので、買われることはありません。

売店改革【時流適応】

≪その❶≫体験商品をつくる
≪その❷≫体験商品で使用する商品を売る
≪その❷≫手書きPOPで「 体験商品 」を案内する

例えばそれは「 茶道の作法 」「 着物着付け 」「 髪飾りづくり 」体験や「 お酒の飲み比べ 」「 みそ汁の飲み比べ 」なんかも良いでしょう。自然環境を活かした「 星空観察 」「 蛍観察 」も良いでしょう。
できれば、周辺の旅館がやっていない(1)自旅館独自の(2)地域や文化に根差した、体験商品が開発できればグッドです。

その体験商品を商品化し「 売店の商品として 」売ります(開発)。
上記でいうと
「 茶碗、茶筅 」「 着物の帯 」「 髪飾り 」や「 星空観察双眼鏡 」「 お酒 」「 味噌 」が、まさに「 自館オリジナルの商品 」です。
それは、商品がオリジナルではなく「 体験した思い出と合わせて 」買われていきます。物理的にはネットで買える商品であったとしても、この「 セット商品 」は、そこでしか買えません。

皆さんも、ディズニーランドやUSJで、「 ワクワク体験と共に買ってしまった 」商品が、ひとつや2つありますね?

「 売店を道の駅化する 」というのは、売り場を地産商品で溢れ返させることではありません。「 ❶体験商品を開発し❷売店の商品化する 」この発想をベースに、それが、地産商品や文化と関連付けられている企画、です。

コロナ閑散期の今、旅館を改革するチャンスです。
今回の売店改革もそのひとつ。「 自社だけでは、結局、後回しにしてしまう。 」という経営者の方も「 デジタル化応援隊を活用して 」上手に、改革を進められています。今回の売店改革も「 デジタル化応援隊と関係あるのか? 」というテーマに聞こえます。が「 社内教育のデジタル化 」は、まさに、旅館経営のデジタル化です。
売店をキッカケとすることは、旅館経営者としては「 始めやすい 」改革でしょう。

プレゼント

ここまでお読みいただいた方に「 サンプル動画 」のプレゼント、です。
サンプル動画とは言え「 売店改革 」の研修を30分収録しています。もちろん、そのままご活用いただくことも可能です。が、旅館の経営改革のためには、この様な動画(デジタル化)を自社内の仕組みにしていく必要があります。そのヒントとしてご視聴ください。

※デジタル化応援隊の制度を活用して、旅館経営改革をひとつ前進させたい経営者は、ぜひ、お問合せください。

 

◆売店deリピート客up改革!行動指南書デジタル教育サポート: 



◆【9月末まで!】旅館経営者に知っていただきたい!デジタル化応援隊事業の上手な活用法:

 

 

著者プロフィール

西川 佳孝(Yoshitaka Nishikawa)

成熟業界における本質的な課題は「 経営者の時流適応 」。ビジョン、中期経営計画の策定、社員大会プロデュース業や運営支援まで経営者の想いを具体化することが得意。全体最適と本質的な課題から論点を設定するスタイルが最大の持ち味。入社以来エンターテインメント業界に専門特化。企業の業績アップを営業・人財開発の両面から成果を出すことができるコンサルタント。ユーモアを交え、本質を伝える分かりやすい講演ファンも多く、これまで、社外講演や社内研修で200回以上の講演実績がある。※船井総研内における「 日報大賞 」を受賞しており、社内のコンサルタントの多くの手本にもなっている。

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