旅行業界に新しいサービスを提供する株式会社 trippiece

2016年7月6日

旅行業界に新しいサービスを提供する株式会社 trippiece

(株) trippiece
代表取締役 CEO 石田 言行 氏

imgs070601

imgs0706-logo

(特別対談ゲスト石田氏、インタビューアー・文責:船井総研秋山)

旅行業界に新しいサービスを提供する株式会社 trippiece
「目的地が目的じゃなくて、誰と行くのか?を大切にしたいという想いがあるんです。」

20代で“新しい旅”のスタイルを確立した(株) trippiece代表取締役CEO石田 言行氏。

imgs0706-logo

どうしてこのトリッピースというビジネスを確立するにいたったのか?
「もともとソーシャルビジネスに興味があり、大学3年の時にツイッターやミクシィで仲間を募り、バングラデシュに行きました。H.I.S.さんに行きたいところや現地でしたいことなど要望を伝えてツアーを組んでもらったところ、結果的に18人が集まりました。そのうち13人は面識がない方でしたが、いざ行ってみると毎日がすごく楽しい。趣味が合う人と非日常的な体験をすると、色々なものを見聞きするだけでなく、お互いの意見を話して考えを深め合うことができる。特にSNSビジネスに非常に興味関心が強いメンバーが集まった点もよかったです。純粋に趣味や興味が合う仲間と出会いたいという欲求を満たしたい。そんな想いがあったので、この旅に出てトリッピースという新しい旅の形を立ち上げようと決めました。」

imgs0706minnade

自身の体験をもとに「自らが旅のプランナーとなって参加者を募り、ツアーをつくる」という新しい旅のカタチを提供するソーシャル旅行サービス『トリッピース』ができあがった。

そして現在トリッピースは20代後半~30代を中心に登録ユーザー数は約18万人というソーシャル旅行サービスになっている。

若者に強く支持を受け、多くのメディアに取り上げられている『トリッピース』とはいったいどんなサービスなのか?
img-kairan_02

そしてトリッピースのサイト上で、18万人のユーザーの中で500~600件の企画を立案している。

石田氏は「消費に対して対価で成り立っていたのが、今までビジネス。今は消費では満たされない欲求がある。」という。石田氏自身もブラジルワールドカップで現地の人たちと過ごした体験によって、ただの消費では満たされない部分が満たされた経験があった。

「消費+体験によって満たされるという価値感が存在するし、今後はもっとこういった体験を求めるという欲求が進んでいくと思います。」そして、トリッピースの提供する価値は「人(一緒に行く人)×体験(旅先での目的)=旅行という考えから、ユーザーと一緒にツアーを立案する。」にあると語る石田氏。

ユーザーの半分が2ヶ月以内にリピートするのはなぜか?
af9940047112l

「最初に参加するときのハードルは高いんですが、僕らのサービスは「何処どこにスキューバダイビングをしに行こう」という目的があって、その手段として興味が合う仲間と旅をしたい。という方に利用してもらっています。」石田氏の話にもあるように、トリッピースを利用するユーザーは、やりたいこと(目的)を同じ価値感を持つ人と行くことで、普段の旅行では出会えない新しい仲間と思い出を旅行の中で感じている。これが驚異的なリピート率につながっている理由である。

リトリップというサービスはどんなサービスなのですか?
「旅行に関するメディアサイトで、スマホが普及して、PCやガラケーからスマホで情報を探す時代になりました。この変化によってユーザーが情報を収集できる量も質も飛躍的に進む同時に、ネット上の情報量も多くなっている。それによって知りたい情報が探しずらくなっている。リトリップというサービスは、旅行に関する情報を収集し、ユーザーが知りたい旅行情報を手に入れられる「旅行情報サイト」として立ち上げました。」

リトリップというサービスはスタートして、半年で月間300万ユニークユーザーを達成し、現在1600万人ユニークユーザーにまで成長している。

トリッピース(ソーシャル旅行サービス)×リトリップ(旅行メディアサイト)の2本柱で“個人旅行の進化”を後押ししているトリッピースの今後の展開とは?
img-business

「ライフスタイルや働き方の多様化、コミュニティの多様化、遊び方の多様化。そんな時代の流れの中で、社会で働いている方々にも小・中・高・大で環境が変わり新しい出会いがあったように、社会人になっても新しい“遊び仲間”を見つけて欲しいです。だからこそ、トリッピースを介して、新しい仲間との出会ってもらいたいし、そのキッカケである存在。そのためにも、全国の宿泊施設様と提携をして、ユーザーが実現可能なプランの幅を広げていきたい。」

ソーシャル旅行サービスという新しい切り口で観光業界に参入。

これからの観光業界を牽引していく若き経営者として石田氏の今後の取り組みに注目したい。

 

(特別対談ゲスト石田氏、インタビューアー・文責:船井総研)

特別対談ゲスト紹介
株式会社 trippiece(http://curie.trippiece.com
住所:〒108-0071 東京都港区白金台5-18-9 VORT白金台 202号室連絡先:info@trippiece.com代表取締役CEO

石田 言行様

ishidasama

【略歴】

2012年1月

みんなで旅をつくるソーシャル旅行サービス 「trippiece」

3年で会員数18万人、年間2万人以上が利用するサービスに成長

2014年1月

シンガポールに現地法人を設立、外国人ユーザー向けの英語版サイトスタート

2014年11月

世界の革新的なテクノロジーベンチャーのトップ100社に選出

「2014 Red Herring Top 100 Global」を受賞

2014年6月

旅行キュレーションメディア「RETRIP」スタート

半年で月間300万ユニークユーザーを達成

コンサルタントコラム

ページのトップへ戻る