こんにちは。
今日は、オーナーとして経営判断をしながら、同時に現場も担う「オーナー兼任支配人」の方に向けてお送りします。

宿の運営をしていると、こんなことはないでしょうか。
些細な業務まで自分に集中してしまう・・・

・スタッフに任せても、結局手直しが必要
・“言わないと動かない”人が多い
・改善したいところはいくつもあるのに、日々の業務に追われて着手できない

この状態が続くと、
「オーナーなのに経営の時間が持てない」
「支配人なのに現場の雑務から離れられない」
という、最も不健康な組織構造になってしまいます。

◆ 現場が自走しない根本原因
オーナー兼任支配人の施設で共通している問題は、
“業務の基準が人によって違う” ということです。

同じ「掃除を丁寧に」と言っても、
Aさんの基準とBさんの基準は全く違います。

基準が違えば、成果もムラが出て、
結局「最後はオーナーがやったほうが早い」となり、
現場はいつまで経っても育ちません。

◆ 組織改善の第一歩は「基準の見える化」

最初にやるべきことは、
“オーナーの頭の中にある当たり前”を言語化すること です。

たとえば…

・どのレベルになったら任せて良いのか
・判断に迷った時の優先順位
・クレーム発生時の対応フロー
・チェックインで大事にしてほしいポイント

これらを紙１枚 or 写真入りの簡易マニュアルで見える化するだけで、
スタッフの動きが驚くほど変わります。

◆ 見える化の効果は“自走化の連鎖”
基準が揃うと…

・手戻り減 → オーナーの負担が軽くなる
・指示待ち減 → スタッフが主体的に動く
・人によるムラ減 → お客様の満足度が安定
・新人育成が早い → 戦力化までの時間短縮

つまり、
“現場が勝手に回り始める”状態がつくれる のです。

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