コロナ禍でも最高益を達成したビジネスモデルとは?
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みなさん、いつもありがとうございます。
宿泊ビジネスチーム リーダーの三浦です。
今回は、コロナ禍にもかかわらず過去最高益を達成した「滝元館」について紹介させていただきます。
滝元館のご紹介
日本の滝百選・名水百選で有名な「養老の滝」にある 1880 年創業の老舗旅館を運営。20室の旅館から11室の小規模旅館に改装。きめ細かなおもてなしによる満足度UPと客室露天風呂による高単価戦略を実施し、クチコミでは4.5以上をキープしています。。宿泊業において大打撃を受けたコロナ禍においても過去最高益を達成しています。
さて、そんな施設が過去最高益を達成した理由。それは「コンパクトリゾート」への業態変更です!
ただ客室を広くして露天風呂をつけるのではなく、立地や施設の特徴を活かした作りにしています。
ここで、中村社長のインタビューをお伝えいたします。
Q1:露天風呂付客室を作ったことによる変化を教えてください。
一気に全部の部屋に露天風呂を付けたわけではなく、徐々に徐々に開発を行っていきました。
その結果、元々20 部屋あったものが今では 11 部屋となっています。
社長になってから 4 部屋追加し、30~40 代の夫婦が利用されるかと思っていましたが、実際はカップルなどの若者中心で驚きました。
また、平日にはひとり旅の方も利用します。こちらは老若男女問わずご利用いただけています。
もちろんのこと単価も以前に比べると圧倒的に高くなっています。
懸念されるのが単価アップによる稼働率の低下です。
しかし、こちらも露天風呂付客室にしたほうが稼働率も良くなっています。
Q2:露天風呂付客室を作るにあたっての注意点を教えてください。
まずは、全館休業にするのか。
昼間工事しながら営業するのか。
というポイントです。
どうしても工事にあたっては音や足場などいろいろなことが起きるため、短期間で集中的に行った方が良いかと思います。
あとは荷加重です。
今までなかったところに浴槽をつける形になるので、重さに耐えられるかどうかで大きく見積もり金額も変わってきます。
また、水回りだけでも費用がかなり掛かってくるので確認が必要です。
設計施工会社は、最新の部屋は大手の会社さんにお願いをしました。
私が社長になってからすぐに変えたところは地元の会社さんに頼んだのですが、近年はかなり露天風呂付客室が増えています。
そのため、多くの事例をもっている大手会社さんに依頼しました。
結果、かなりデザインもイメージに近くとても良い部屋ができました。
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著者プロフィール
三浦 雅裕(Masahiro Miura)
株式会社船井総合研究所において最年少でのチームリーダー昇格。 主に宿泊施設及び宿泊・観光関連企業のWebマーケティングおよびデジタルマーケティングを専門とし、80%以上の高稼働施設を数多く実現している。 100億を超える旅館や大手ホテルへのコンサルティングも実施。現在では30施設近くWeb×デジタルの領域で集客戦略およびデジタルマーケティング、BI構築による業績・顧客分析なども行っている。 新規出店や第二本業における宿泊業参入のコンサルティングにも従事している。