全国旅行割にむけてやるべき3つのこと

2022年9月25日

皆さん、いつもありがとうございます。
船井総研の三浦です。

10/11日より、全国旅行割を開始する方向であると発表されました。
今回は全国旅行割の効果を最大化するために、必要な3つのことをお伝えいたします。

全国旅行割とは?

旅行代金の割引と地域クーポンを付与する”全国を対象とした観光需要喚起策です。
割引内容は、旅行代金を40%割引(県民割りでは50%)。1人1泊あたりの上限は交通付き8,000円、その他5,000円となります。
地域クーポンを平日3,000円分・休日1,000円分です。

実施期間は、2022年10月11日~12月下旬または1月下旬頃ではないかと言われています。
これまでは「県民割」として、県内や近隣県を割引支援の対象としていましたが、対象を全国に拡大し、遠方への旅行を促進します。
※旅行クーポンサイト参照

今、1番やるべきこと

今回の夏休みは特段制限もなく、どこも賑わっていたことと思います。さらに、過去最高の業績をたたき出す宿泊施設様も多くいらっしゃいました。

ただ、夏休み明けはどうでしょうか?
9月の稼働率はやはり冷え込み元に戻ったという施設様が本当に多くいらっしゃると思います。
そんな中、やはり好調な施設様が取っている行動は他とは違いGW等でできた資金を元に「投資」を行っています!

その「投資先」はやはり「Web」です。
特に「Web×集客」です。

こういう話をしたときによく経営者の方から言われることは「人手不足」です。ただでさえ、運営自体の人が不足しているのに新しくWeb集客など不可能だということです。
ここで1つ考えて欲しいです。今、求人をだして早急に人が集まるのか。ということです。結論、難しいというのは皆さんがよく感じているのではないかと思います。
ということは基本的には人手不足の状況が続きます。そうなってきた時に、目の前だけのことを実施していてもすぐ売上・稼働は下がります。
今の9月もそうですが、GW明けの5月。もっと言うと前回のGotoが終わった直後。ほとんどの施設が閑古鳥が鳴いていたと思います。では、ずっとこの支援があるかというと
そんなことはありません。いつまたコロナもそうですが、何があるかわかりません。
ただ、1つだけ世の中的に進んでいるのはWebおよびデジタルです。これは確実に数年後にが当たり前の世の中になってきます。通常運営で忙しいことは重々承知しておりますが、施設を運営していくためには”今”考えなければいけません。
しかも多くのお客様が来る時が一番、Web集客しやすいのです。なぜなら、「お客さんがたくさん来る≒それだけ販促がしやすい」また、検索数が一気に増えるからです。
今回はお忙しい皆様のために、効果がすぐに出る手法を大公開しています。是非、この機会にご参加をお待ちしております。

 

さらに、投資といえども「毎月10万円以下」でできる投資で成果を出しています。

まず皆様がして、すぐ効果の出ることを上げます。
①自社サイトの”プチ”リニューアル
②Google広告のマーケティング知識を駆使した運用
③SNSの正しい運用
④OTAのクリエイティブの変更(顧客体験重視)
⑤スマホ対応

この5つをしっかりとやるだけですが、どこか「Web」と言われるとアレルギー反応が出る方もいらっしゃいます。

そこは、御社が実施するのではなく、弊社のようなマーケティング会社へ依頼というのもよいと思います。この時期、稼働率を上げている好調な施設様ほど外部の力を上手に使われています。
ただ、上記5つは「本当に簡単なこと」です。
知識がなくとも、苦手な方でもすぐできます。安心してください。

単価UPのタイミング

2つ目は単価UPです。とにもかくにも色々なものが値上がりしている状況で、どの施設も単価UPを考えていると思います。
そんな施設は朗報です。まさにこの支援割がはじまるタイミングで値上げをするのが一番お客さんから見て不自然ではなくなります。
というのも、お客さんは色々なサイトに表示されている割引後の値段を見るからです。
つまり、割引後の金額が現在の金額。もしくは+α分にすることで単価を上げたとしてもリピーターはもちろんのこと、違和感なく実施することができます。
実際に私の支援先で県民割り開始時に10施設近く単価UPをしましたが、どの施設も稼働を落とすことはありませんでした。

クーポンの効果的活用

3つ目はクーポン券です。
県民割りでもありますが、このクーポンをしっかり施設内で使ってもらえる仕掛けはできていますか?
前述した単価UPで悩まれている施設ほど、このクーポンの取りこぼしが多いです。
今回では平日3000円、休日1000円分のクーポン。これをしっかり自社で活用するにはまず売店です。
わざわざ豪華に場所を取る必要は一切ありませんが、
①例えば3000円分のパック盛り合わせを用意しておく。
②しっかりチェックイン、チェックアウト時に案内をしてクーポン券を使ってもらう誘導をする。
③売店の見直し(利益率の高い商品やPOP作成)

時間もありませんので、この3つをすぐ準備してください。付加価値をつけて3000円の単価をUPするよりクーポンを利用してもらう方がよっぽど難易度が低いです。
是非、効率よく運用してもらえればと思います。

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著者プロフィール

三浦 雅裕(Masahiro Miura)

株式会社船井総合研究所において最年少でのチームリーダー昇格。 主に宿泊施設及び宿泊・観光関連企業のWebマーケティングおよびデジタルマーケティングを専門とし、80%以上の高稼働施設を数多く実現している。 100億を超える旅館や大手ホテルへのコンサルティングも実施。現在では30施設近くWeb×デジタルの領域で集客戦略およびデジタルマーケティング、BI構築による業績・顧客分析なども行っている。 新規出店や第二本業における宿泊業参入のコンサルティングにも従事している。

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