“有事でも勝ち残れる旅館の作り方”

2020年6月19日

こんにちは。旅館コンサルティングの“闘将”甘利です。
今回は新型コロナのような有事の事態になった時でも勝ち残れる旅館の作り方です。
 
そもそも有事と平時で経営者は動き方が全く違います。
実はもの凄くシンプルで、平時の時にどれだけ備えられるかが有事でも勝ち残れる条件に当てはまるのです。
 
【経営者の役割】
1.資金調達
2.社員・P/Aのモチベーションを上げる
3.役に立つ情報や人脈作り

 
実はこの3点が非常に大事です。
平時の時に資金調達はなかなか貸し渋りなどあるかもしれませんが、きちんと潤沢に資金を集めることが必須です。
 
そして財務戦略として大事なのが自己資本比率を少しでも高めることです。
お付き合い先で凄いのが9割以上の自己資本比率。これならば有事の時でも余裕があるでしょう。
 
自己資本比率が1割もないと非常に危険です。理想は4割です。
4割あれば有事の時になんとかその資金を回せることが出来るからです。
平時にまずはコツコツ自己資本比率を高めましょう。
 
次にモチベーションを上げる方法ですが、様々ございます。
実は経営者との距離が近そうで遠いのが旅館だったりします。
本当ならば全員の顔も名前もわかる人数でも、実はあまり話したことがなかったりします。
しかし、経営者はただでさえ忙しいのに現場の末端までわかるのか?という質問が良くあります。
 
お付き合い先の中で素晴らしい経営者の方は、忙しい中でも社員やP/Aさんに合えば必ず声をかけています。
社長に声をかけられて嫌な人はいません。更には名前まで覚えてくれていたら尚更です。
 
そして経営方針発表会をきちんとしていれば、自ずと社員・P/Aさんのことを気にするはずです。
一言で申し上げますと、まずは名簿や履歴書を見ればよいのです。
 
そして役に立つ情報や人脈作りですが、これは経営者が動かないと情報は入りません。
近くのお宿さんの仲間だけでなく、他の地方や人気の温泉地区の宿の経営者や
我々コンサルタントなど様々なところから情報が入るようにするのが大事です。
 
でもどうやって人脈を作るのか?それは簡単です。
セミナーや組合などの会合などに出向き、話しかけることが大事です。
 
素晴らしい経営者ほどものすごい数のブレインがいます。
そして大事なのが情報は与えるものです。
情報を欲しがるだけでは情報は集まりません。
 
こちらからどんどん出していくと、
「あの方にこの前教えてもらったからこの情報はお伝えしよう」
などと動きが活発になります。
 
そして大事なのが得た情報を必ず社員やP/Aさんに伝えることです。
もちろん全てではありません。伝えられる情報だけで大丈夫です。
社長が動いて情報持ってきてくれているという姿勢がわかれば大丈夫です。
 
では、経営者の役割3つ以外で平時に行った方が良い事をお伝えします。
もちろん、本当にシンプルですし、皆様にとっては当たり前のことかもしれません。
しかし、当たり前のことを当たり前に行うのが実は一番難しいという言葉もあるように、しっかりと確認してみて下さい。
 
【平時に行った方が良い事】
(1)会議・・・・情報共有やアイデア募集、現場の声を拾う場
(2)研修・・・・社員のスキル・モチベーションUP
(3)新技術導入・・・・最新のICTなどを活用してみる
(4)棚卸・・・・業務が正しく行われているか、無駄がないかの現状確認
(5)試泊・・・・お客様の立場になって自分の宿に泊まって調査する
(6)あいさつ回り・・・・地元企業やお店、役所など訪問して味方につける
(7)トレンド調査・・・・旅館だけでなく異業種からも何が流行しているか調べる
(8)インフラ調査・・・・乗降客数やインバウンドのINとOUTを調べる
(9)顧客情報確認・・・・常連様に手紙や頻度などのチェック

 
さて、この9個のうちどのくらい出来ていますか?
 
9個・・・・・・・・ 素晴らしすぎます。
6個~8個 ・・・・ 凄いです あと少しです。
4個~5個 ・・・・ 良いのですが更に磨きましょう。
1個~4個 ・・・・ まだまだやる事たくさんありますよ。
0個 ・・・・・・・ 今すぐにギアチェンジを。
 
 
【コロナでも復活が早い宿の特徴】
実は緊急事態宣言が解除されて旅館を再開されている施設が増えました。
まだ休業している宿もございますが、再開してもなかなか客足が戻らずに苦戦している宿や、
8割稼働以上になっている宿など違いがございます。
 
その違いは下記のとおりです。
 
★コロナから復活が早かった宿の特徴
 (1)高単価の宿
 (2)小規模旅館
 (3)会員制度がある宿
 (4)地元優待プランが爆発しているエリアの宿
 (5)社員・P/Aの団結が強い宿

 
さて、長くなりましたが今回は平時に備えれば有事でも何とかなるという記事を書かせていただきました。
もっと詳しく、コロナから勝ち残るための秘訣や100年永続旅館を作るためにはどうするかなどを
7月9日(木)にZOOMではございますが無料配信セミナーを行います。
 
1時間ではございますが皆様のお役に立てれば幸いです。
画面越しにはなりますが、皆様とお会いできるのを楽しみにしております。
ご不明な点やお問い合わせは是非私、甘利までご連絡くださいませ。
gen@funaisoken.co.jp
 
50周年記念セミナー:新時代に勝ち残る旅館経営戦略WEBセミナー
https://www.funaisoken.co.jp/seminar/062272

著者プロフィール

甘利 元(Hajime Amari)

組織風土・文化改革を行い現場に浸透させていくホスピタリティーマインド浸透を得意とするコンサルタント。全国各地に飛び回り現場指導しながら業績も上げる。お客様の常連化とスタッフ定着率向上を軸として風土・文化を改善して生産性を上げてお客様感動を創り出していくホスピタリティーマーケティングを展開。売店改革によるリピーターづくりという新しい手法も加わり、旅館・ホテル業界を活性化させる。アメリカ大手テーマパーク・ブライダル・ホテル・飲食など様々な経験を活かしたコンサルティングを実施している。

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