2021年に向けた旅館経営の攻めと守り

2020年6月16日

いつもお読みいただきありがとうございます。
船井総合研究所 新井 智海です。
 
宿泊業と観光業は、まさに“天国”と“地獄”を一気に体験した数か月となりました。
船井総研としてもこの事態に本当に旅館を経営される経営者様・事業者様に対して、
何を伝えればよいか?何を伝えれば、少し先の未来が見えてくるか?
この数か月、同じ目線で、考える時間も必要でした。
 
本セミナーの開催についても、V字回復事例!といった大手を振った内容のセミナーと
まではいきませんが、今の時代に必要な旅館経営についてお伝えさせて頂きます。
 
はじめに、実は半年前ぐらいを遡ると、皆様の中にも
コロナ以前、予兆を直感的にも感じた方々もいるかと思います。
 
私は毎月観光庁が出す、データベースをダウンロードし、
全国の客室稼働状況や宿泊者数の推移などもレポート化していますが、
成長率が鈍化したのは、2019年9月以降であることは間違いありません。
 
インバウンドの実態は、国際情勢とも非常に相関性の強いものでありました。
特に、香港・韓国などの国内情勢が悪化した時期には、
昨年の集客と大きな差異が生じた時期も重なり、加えて国内は、増税による景気後退。
 
そして、コロナ襲来によりそれが一気に世界各国の封鎖という事態で
インバウンド需要は、実質この1年間は実質消滅に近い状況になりました。
はっきり言うとこれは、自分たちではコントロールできないことばかりです。
 
そして、オリンピックをゴールにした急激な開発案件のピークに差し掛かり、
以下のような市場状況にも変化していきました。
・東京&大阪中心に各都道府県の施設数と客室数が急増
・インバウンドが売上・利益に影響する構成比率も増加
・過剰なお客様思考による接客やサービスレベルの向上
・価格競争の激化、高単価&高付加価値の提供

 
成長マーケット特有の「成長バブル」的な状態の中、市場の成長や勢いに引っ張られて、
業績が伸びてきたという事実もあるかと思います。
 
このまま良い状態が続けばいいなとは思いつつも、成長市場というのは
いつかは止まってしまうものです。
他方で、もしかすると、この流れの中で、
本来旅館という宿泊施設のあるべき経営・あるべき姿というものも失われつつあったかもしれません。
 
今回、コロナをきっかけに旅館の麗しき時代に原点回帰できるきっかけになったことについては、
チャンスと考えるいい機会かもしれません。
 
ただ、経営者としては、これからの時代に生き残るための旅館経営の構築が最優先。
本セミナーの私の新井の講座では、
想いやあるべき姿で経営ができるわけではありませんので、
経営に必要な経営戦略・事業戦略・財務戦略・人事戦略・組織戦略といった
総合的な経営に関するキーワードをお伝えさせて頂きます。
 
後半は、具体的な戦略・戦術は、弊社の闘将「甘利」がコラムの記載の通りに、
事例をベースにお伝えさせて頂きます。
 
60分という短い時間となりますので、今回セミナーご参加の皆様には、
セミナー終了後、振り返りのアンケートについて、
オンライン・訪問どちらかの選択方式にで、
無料で経営相談をさせて頂きたいと思っております。
 
ぜひ、セミナーに参加して頂き、旅館経営の本質的な課題を
共有して頂き、未来の旅館経営へ導いていける指針を創造していきたいと
船井総研としても目指していきます。
 
お時間許す限り、ご参加いただければと思います。
お申込みお待ちしております。
 
50周年記念セミナー:新時代に勝ち残る旅館経営戦略WEBセミナー
https://www.funaisoken.co.jp/seminar/062272

コンサルタントコラム

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