2023年に取るべき宿泊業界の戦略とは
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いつもお読みいただき、ありがとうございます。
船井総研の三浦です。
全国旅行支援や県民割りなど多くの補助金があった2022年だったかと思います。
ただ、2023年は多くの補助金が終了することが予測されます。
そのため、成功する施設と失敗してしまう施設との2極化が激しくなるのは明らかです。
目次
宿泊業界の現状
2019年、20兆円近くの市場規模があった観光業。しかし、新型コロナウイルスの影響もあり半数以下に減少しました。
ただ、国の積極的な支援策(全国支援割や県民割り)の効果もあり、徐々にではありますが業績は戻りつつあります。
そして歴史的な円安もあり、また国としてもインバウンド復活に向け力を入れていくことも発表されました。
他にも、観光庁より高付加価値化の補助金などもあり今後も国の施策があることが見込まれています。
以上のことからも、今後宿泊・観光の需要はどんどん戻ってくることが予想されます。
2023年に取るべき戦略
2023年にするべきは、①高単価×小規模化、②Web集客、③採用戦略の3つです。
①高単価×小規模化
今後ターゲットにするのは間違いなく富裕層とインバウンドです。このターゲットを獲得するには、大型施設でもなく、観光地ではなくとも顧客が大満足できる事がポイントです。料理・部屋・風呂・おもてなし・体験コンテンツなどの魅力がぎっしり詰まった宿泊施設を提供します。宿泊施設の「商品」に一点突破したモデルで差別化も実現!国の補助金も後押しとなり、近年右肩上がりに増加をし続けています。また、コロナ禍においても変わらぬペースで出店し続けています。国の補助金も後押しとなり、近年増え続けていることから、最新の時流ビジネスの1つであることは間違いございません。
②Web集客
今年1年間で業績の良かった施設のほぼ100%がWeb集客施策に取り組んで、成功を収めています。また、様々なものが高騰する中OTA手数料を毎年何千万とお支払いされている施設も数多くございます。
今までは、OTAやリアルAGTが勝手に集客してきてくれました。ただ、コロナがあり生き残っていく施設には自社で集客できる力がある。その力をつけた。ここに大きな差がありました。
何100社と色々なご相談を受けてきましたが、自社集客に必要性を考え力をつけて行く。投資をするご判断をされた施設はまだまだ少ないです。
旅行支援も終わる中、2023年は勝負の年になります。ぜひ、これを機に自社集客に投資をいただくご決断を頂ければと思います。
③採用戦略
稼働の波が激しく、かなり人手不足も深刻であったと思います。その結果、部屋を止めたり夕食の止めたりとフルパフォーマンスができなかったのではないでしょうか?
そして、採用もうまくいかず退職者も出ている。。。そんな状況化と思います。
コロナにより採用マーケットにも大きな変化がありました。その結果、今までの手法では全く人が採用できない。そう思っていただいた方が良いかもしれません。
そして採用した人を一人前に育てていく、定着させる。これもかなり難易度が上がっています。2023年でフルパフォーマンスを発揮するには避けて通ることができません。
今回お話させていただきました3つの戦略について、成功事例をもとに細かく解説したセミナーを開催しております。
是非、自社の課題点をご確認いただきご参加いただければと思います。
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著者プロフィール
三浦 雅裕(Masahiro Miura)
株式会社船井総合研究所において最年少でのチームリーダー昇格。 主に宿泊施設及び宿泊・観光関連企業のWebマーケティングおよびデジタルマーケティングを専門とし、80%以上の高稼働施設を数多く実現している。 100億を超える旅館や大手ホテルへのコンサルティングも実施。現在では30施設近くWeb×デジタルの領域で集客戦略およびデジタルマーケティング、BI構築による業績・顧客分析なども行っている。 新規出店や第二本業における宿泊業参入のコンサルティングにも従事している。