グランピング市場の飽和に備える!次の勝ち残り戦略とは?

2022年3月17日

実はもうあと数年で「供給過多」になるグランピング市場。
あなたは、最新の潮流をご存じですか?

今回は知っておくと役に立つ、
まさに「今現在」&「今後」における業界様態についてお伝えいたします。

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1.グランピング市場が供給過多になっている要因とは?

コロナ禍やグランピングブームを経て、
グランピング事業に新規参入する経営者が増えています。

ここには
① 新規参入のしやすさ
② 高い収益性を目指すことができる
③ 補助金を利用して新規開業がしやすい
などの要因があります。1つずつ具体的な理由を説明していきます。

1-1.新規参入のしやすさ

1つ目の要因は、新規参入がしやすいことにあります。

既存事業をグランピングと組み合わせることができれば、
土地代や駐車場工事費などの費用を削減することが可能となります。
開業にあたって初期費用を抑えることができるため
コロナ禍に対応できる事業として注目を集めました。

実際にグランピング開発を計画している事業者の中には
土地や屋外施設を所有している宿泊業、不動産業、飲食業、建設業、ビルメンテナンス業など多岐に及んでおり、幅広い業界から新規参入されていることがわかります。

1-2.高い収益性を目指すことができる

2つ目の要因は、ホテルや旅館経営と比較して 高い収益性 を目指すことにあります。

開業にあたっての初期費用を抑えることができれば、
借入金や減価償却費の負担も小さくなり、黒字化のハードルを下げることができます。
さらに基本的に接客が不要なため、
フロント業務を省人化することで収益性を高めることもできます。

1-3.補助金を利用して新規開業がしやすい

3つ目の要因は、補助金を利用することで新規開業がしやすいことにあります。

 

2023年5月より、一般社団法人日本グランピング協会の申請で
事業再構築補助金の成長枠対象業種に「キャンプ・グランピング事業」が認知されました。

 

第1回~4回公募結果から
「事業再構築補助金」の交付が決まった新規開発だけでも、
なんと「 402件 」あります。
そのすべてが開発に至るとは限りませんが、
既存のグランピング施設数が300少々で、そこに追加で数百件。

 

グランピングビジネスの投資規模と事業再構築補助金の助成内容がマッチしやすいという利点から
今後も多くの事業者の新規参入を後押しし、
数年以内に供給が激増、供給過多となる見込みです。

2.過当競争へと向かうグランピング市場の動向

このような中で、グランピングの「次」の業態開発が進んでいます。

 

「グランピングは今後も伸びていく産業ではないのか?」
「衰退なんて話、聞いたことなかったよ?」
そう思われた方も多いと思います。

グランピングの「次」とはいったいどういうことでしょうか?
そこで市場の動向について詳しく解説していきます。

 

グランピング人気や新規参入のしやすさから
今後も市場は拡大し、供給過多に到達することが見込まれます。
さらにいえば「衰退期」が既に見えてしまった業態であります。

いくらグランピングブームが続くとはいえ、
数年で倍、とその供給に追いつくだけの需要増は見込めません。

上記の図はマーケティングの「ライフサイクル理論」です。
上述したようにグランピング市場は
既に供給過多が見えている状態であることから、
「成熟期」にあるとされます。
あと1~2年は盛況が見込まれますが、
徐々にピークアウトして「衰退期」に入ります。

衰退期は「淘汰の時期」とされ、
競争が激しくなることから利益率が低下していきます。
そして、競争力に劣る施設から次々と廃業を余儀なくされます。

先ほども申し上げましたとおり、
もはやグランピングは、
かつてのような「やれば儲かる」フェーズではありません。
このような中で市場に参入するためには、
「高利益」で競争力の高いモデルにシフトする方法が有効です。

3.新規事業を始めるなら高利益ビジネスモデルの隆盛

このように「衰退期」が既に見えてしまった業態で
市場に参入するためには、
そんな次の時代はスモール&ラグジュアリーにシフトする方法が有効です。

このスモールラグジュアリー業態には
直近1年で50施設が参入しており、
今後も市場の伸びは続くと見られています。

さらに、高利益な「高級レンタルヴィラ」開発の動きが急伸しています。
レンタルヴィラというと何となく遠い存在に思えますが。
グランピングの発展形態のひとつです。

高級レンタルヴィラ開発の魅力は、
大きなもので以下2点があります。
①接客や食事が無くても高単価設定可能(客単価3万円超)
②「0人」オペレーションの実現が可能でランニングコスト少
※清掃・リネンの代行が必要

この2点によって「高利益」を実現し、
淘汰の時代に向かうグランピング競争において
優位性を保ち続けられるのが高級レンタルヴィラ開発です。

また最短10か月で開業可能であるため
最新の時流ビジネスにいち早く追いつくことができます。

4.まとめ

いかがでしたでしょうか。
今後も補助金を利用したグランピング新規参入が増えることが見込まれます。

このようなグランピング市場で新規事業に参入するのであれば、
「高利益」を実現する最新ビジネス、高級レンタルヴィラ開発を検討してみませんか?

 

さらにスモールラグジュアリーに関心のある方に向けて、無料のレポートをご用意しております。
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また、今伸びているグランピングモデルについての解説をYouTubeにあげていますので、
こちらも合わせてご閲覧ください↓

 

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今後ともよろしくお願い申し上げます!

 

著者プロフィール

三浦 雅裕(Masahiro Miura)

株式会社船井総合研究所において最年少でのチームリーダー昇格。 主に宿泊施設及び宿泊・観光関連企業のWebマーケティングおよびデジタルマーケティングを専門とし、80%以上の高稼働施設を数多く実現している。 100億を超える旅館や大手ホテルへのコンサルティングも実施。現在では30施設近くWeb×デジタルの領域で集客戦略およびデジタルマーケティング、BI構築による業績・顧客分析なども行っている。 新規出店や第二本業における宿泊業参入のコンサルティングにも従事している。

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