2021年の観光業界の時流予測とは??
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みなさま こんにちは。
株式会社船井総合研究所 観光・宿泊・グランピングチームです。
2021年が始まり、もう1月が過ぎようとしておりますが、
今回は、2020年の振り返りと2021年以降の観光業界の動向についてお伝えします。
2020年はコロナと対峙した1年でした。
2021年も、すでに第三波影響も出ており、経営の舵取りは益々難易度を増す見通しです。
緊急対策融資で当面の資金についてはまだ余裕がある一方で、コロナ前の状況に戻る目途は立っておらず、今後の事業継続のためには何らかの意思決定をすべき岐路を迎えている状態です。
当社といたしましては、即時業績アップ提案をより磨き込み、ホテル・旅館業の経営者様に寄り添う1年とできるよう、益々精進してまいります。
さて、当社では毎年業界別時流予測レポートを発行しておりますが、
ホテル・旅館向けの2021年度版から一部抜粋し、お伝えさせていただきます。
目次
まず2020年の観光業界のトピックとしては、
- 一つ目が、需要喚起のための経済政策(GoToトラベルキャンペーン事業)の施行
- 二つ目が、移動自粛要背による近隣観光(マイクロツーリズム)への注目
- 三つ目が、リモートワーク拡大によるワーケーションへの期待
これらが上げられます。
7月から開始したGoToトラベルキャンペーンは、紆余曲折ありながらも、一定の需要喚起に貢献をしております。一方で、昨対比越えをする施設とそうではない施設が出るなど、恩恵には偏りが存在しております。
また、感染拡大によって、移動自粛となった際に注目が集まったのが、近隣観光でした。
遠くの移動費に充てていた分、近くの良い宿に泊まるようにしよう。県またぎを避けるために近くの観光地で楽しもうという動きが活発になりました。
そして、移動自粛が叫ばれる中で、リモートワークの拡大が進み、仕事しながら観光というワーケーションにも関心が集まっている状況です。
これらの動きは、継続して続いていくことが容易に想像できます。
さて、その中で観光業が2021年に対応が必要なポイントは、
①要求が高まる安心・安全・衛生水準への対応
②マイクロツーリズムへの対応
③アフターGoTo後の宿泊料金下落圧力への対応
①については、
2021年1月に、緊急事態宣言が再発令されており、感染拡大は続いている状態です。
ワクチン摂取はスタートをしておりますが、2021年もWITHコロナの状況は変わらず続いていくことが予想されています。
そのなかでは、安心して観光を楽しむことができるかどうかは、消費者から、求められる状態が続きます。その中で、会社として対応するべき範囲を感染拡大状況に合わせて実施していくことが求められます。
②については、
①と同じく、2021年は継続してWITHコロナが続くことが予想される状況です。その中では、近場の観光地を楽しむマイクロツーリズムへの需要は高い状態が続くこと予想されます。近隣観光需要を獲得するには、しっかりと近隣の方へ販促を行う必要があり、今までとは違う打ち出し方が求められる状態です。
③については、
アフターGoToを見据えると、一時的な需要縮小と併せて、宿泊料金相場の下落圧力が拡大することが予想されます。
その中では、現状の宿泊料金の相場に巻き込まれない形へシフトチェンジをしていく必要があり、やはり現状のやり方から変容が求められる状態です。
以上をまとめますと、
安心・安全・衛生水準を感染拡大状況に合わせて適切な対応を行ったうえで、
近隣需要、マイクロツーリズムへの対応が求められており、アフターGoToを見据えても、従来のやり方から変革が求められる状態です。
その変革していくためのヒントは、
こちらに記載をしております。
上記には、2021年の時流予測を詳細にまとまっております。
詳細はこちらからご確認くださいませ。