インバウンド集客を最大化するために必要なことと成功のポイント
旅館 山城屋
代表取締役 二宮 謙児 様
インバウンド集客を最大化するために必要なことと成功のポイントとは!?
湯平温泉「山城屋」代表の二宮さまは大分県信用組合勤務を経て、有限会社山城屋 代表取締役に就任されました。経営する山城屋は、外国人客の受け入れを進めて、客室稼働率ほぼ100%を達成され、さらに完全週休2日制の導入、盆・暮れ・正月の休みの実現に成功されました。2017年、トリップアドバイザーの「日本の旅館部門2017」で満足度全国3位のランクインを実現されました。そんな旅館 山城屋を運営する代表取締役の二宮様に、インバウンド集客成功のポイントついてお話を伺いました。
■インバウンド集客に成功したコツを教えてください。
インバウンド向けの集客では下記の2点がポイントとなります。
①安心感を提供
②クチコミ評価からの集客
①に関してですが、具体的には如何にして安心感を与えるかを考えました。
当社では、下記のようにインバウンド向けに交通アクセスの案内や旅館でのマナー動画を近隣の大学生(留学生)に翻訳を協力してもらいながら作成しました。
②に関してですがですが、私はトリップアドバイザーの活用に特に力を入れました。トリップアドバイザーというのはホテル・レストラン・ツアーやチケット・航空会社・クルーズ等の旅行に関する口コミ・価格比較を中心とする、ウェブサイトおよびアプリで、欧米では特に有名なクチコミ・価格比較サイトとなります。また、トリップアドバイザーの上位表示には評価点だけではなくクチコミの数と鮮度が重要となります。そのため自社ではクチコミカードを作成して積極的にトリップアドバイザーへクチコミを書いてもらえるように誘導しました。これらの取り組みにより、コロナ禍でしたがインバウンドが解禁された2022年の稼働率は100%となりました
■今後の宿泊施設(観光地)が生き残るために考えていることを教えてください。
過去訪れたことがある旅行者が何度も来たくなるために、取り組むべきことは「受け入れ態勢の強化」と「情報発信」であり、この2つのポイントに注力した宿泊施設(観光地)こそが最終的に生き残れるのだろうと思います。
また、私が会長を務める「インバウンド推進協議会OITA」では、「インバウンドに優しいおもてなし認定証」の取り組みを始めました。「おもてなし認定証」は、「多言語」「案内」「飲食」「健康・安全」「意識向上」「設備」の6つの分野で、認定基準合計20条のうち業務上該当する項目において70%以上を満たす場合に認定されます。また満たしていない方には改善を提案しますので、認定を通して、インバウンド客のみならず国内客に対しても受け入れ態勢のさらなる向上に繋がります。また、認定された事業者へは「認定証」だけでなく、今後の手引書となる「HAND BOOK」も交付しています。
私は持続可能な観光(施設)のためにインバウンドは不可欠だと考えています。今後はコロナの終息によりインバウンドはより重要となると考えています。施設によって力を入れる入れないなどの方向性はあると思いますが、やるならとことんやるべきだと考えています。
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