日本初のスモールラグジュアリーリゾート 成功させた2つのポイント

2023年6月16日

                                       

カトープレジャーグループ
代表取締役 加藤 友康 様

日本初のスモールラグジュアリーリゾート 成功させた2つのポイント

「日本のレジャーをもっと楽しく!」をコンセプトに高級宿泊施設「ふふ」を運営するカトープレジャーグループの代表取締役兼 CEO の加藤友康氏。日本にスモールラグジュアリーリゾートを広めた成功のポイントや事業への思いについてインタビューしました。

■成功のポイントはずばり2つ

私たちのビジョンは「グッドレジャークリエイター」です。お客様に楽しさを提供するため、多岐に渡る事業を展開しています。中でも「ふふ」シリーズにおいては、日本にスモールラグジュアリーリゾートを作りたいという思いから、オリジナリティーを追求した新しいバケーションの形を提案してきました。

スモールラグジュアリーリゾートの事業が成功したポイントは2つです。

1.開発

昨今の情勢から建築資材の価格が相当上がってきており、建築費は異常なまでに高騰しています。イニシャルコストをどう抑えて適正価格でやっていくかが大切です。
そしてスキームです。私が事業を始めた30数年前は、日本の旅館やホテルの経営者は、自ら土地を買い、建物を建て、借金をして運営するのが主流でした。私は自ら投資もしますが、多くのパートナーの方と組み、様々なスキームを組み立てています。

2.オペレーション

材については、リクルート・エデュケーション・システムの3つで対策を行っており、入社後の研修などにも力を入れています。

■「心の価値観」を重視

一気に全部の部屋に露天風呂を付けたわけではなく、徐々に徐々に開発を行っていきました。その結果、元々20部屋あったものが今では11部屋となっています。私が社長になってから4部屋追加しました。
当初は、30~40代の夫婦が利用されるかと思っていましたが、実際はカップルなどの若者中心で驚きました。また、平日にはひとり旅の方も利用します。こちらは老若男女問わずご利用いただけています。
もちろんのこと単価も以前に比べると圧倒的に高くなっています。懸念されるのが単価アップによる稼働率の低下です。しかし、こちらも露天風呂付客室にしたほうが稼働率も良くなっています。


カトープレジャーグループ Recruit PAGE Facebookページより

人材に関して重要視しているのが「心の価値観」です。
私は22歳のときに「加藤商事」を引き継ぎましたが、その2年後に社名を「カトープレジャーグループ」に変更し、そこで総合的なレジャー事業開発のコンセプトを考えました。「日本において時代のエポックとなる事業をプロデュースする!」という確固たるマインドがありました。だからこそ共感する仲間に出会うことができました。私の会社で働きたいと希望してくれる様々なキャリアを持った方は多くいらっしゃいます。私も面接をしますが、新たに迎える仲間には私の生き方や、仕事に対する考え、マインドに共感してもらえるかという部分を非常に重視しています。ここで妥協してしまうと組織はブレてくると強く感じます。

■開発のルーツを振り返る

 「ふふ」シリーズ開業のルーツを思い返すとフィリピンの「アマンプロ」「パークハイアット東京」があります。
アマンはフランス人夫婦の支配人による心配りや、庭清掃のスタッフまで行き届いたオペレーションに驚きました。世界中の観光地はだいぶ訪問して相当勉強しましたが、中でも印象に残っています。
パークハイアット東京は、1994年、新宿にオープンしましたが、当時で約10万円を超えるホテル遊びをする富裕層の方が数多くいらっしゃいました。こういったマーケットが存在するのだと気づきました。

■業態開発で重視した3つのポイント


箱根・翠松園

そんな中、2007年に「箱根・翠松園」「ふふ 熱海」を開業しました。当時は今の私のような考え方でリゾートや旅館を作った方はいませんでしたが、始まりの業態開発は私たちのグループのプロデュースワークの原点です。


ふふ 熱海

スモールラグジュアリーの業態開発については、以下の3つがポイントとなります。

1.地の力:スモールラグジュアリーリゾート「ふふ」は必ず最高の地で行いたいと強く思いました。
2.ソフトウェア:グループ内には多種多様な事業を展開するチームが存在しており、それぞれのチームやプロジェクトに合った座組みをしています。
3.オペレーション:その土地に応じたオペレーションを行っており、レストランの業態などもすべて変えて事業を展開しています。

■マーケットを作り出す

 私の場合は「今のマーケットが次の時代にどうあるか」を考えて分析しています。
私はかつて、様々なリゾートを訪れましたが、私を満足させるものは非常に少なかったです。海外の方にも日本のリゾートについて尋ねると「行きたいです。温泉も好きです。しかし、様々なダメなところがある」と。「食事がダメ・プライバシーが下手・ファシリティが古い」と返ってきました。
特に地方のリゾートは料理の面でお客様に満足させられるものを提供できていなかったと感じました。「ふふ」シリーズの開業前は高級旅館で宿泊費3万5000円~が主流でした。
しかし、東京や大阪の板前割烹のレベルで、お客様が席に着いたタイミングできちんと料理を提供し、その規模をきちんとコントロールすることを重視、そして、宿泊価格の減価償却など様々なことを考慮し「ふふ」シリーズは10万円を超える価格設定にしました。


ふふ 奈良

このマーケットは当時はありませんでしたが、今では当たり前になりました。新たなマーケットを引っ張ってきたことは、業界にも貢献できたと感じています。
スモールラグジュアリーリゾートは新しいマーケットを広げた、歴史の1ページを刻んだと思っています。

■「トラベルリレー」を考える

 お客様との事前の接点を大事にしています。というのも、お越しいただいてからはあまり接点をつくらずお客様にくつろいでいただく。


Kafuu Resort Fuchaku CONDO・HOTEL

今後は、リピートしてくださる方にどういった形のコミュニケーションをしていくかを考えていかなければなりません。
普通のことをしていては、お客様にリピーターになってもらえません。我々の業界のウィークポイントは、日本のライフスタイルを続けていることだと思います。温泉宿でいえば1泊2日が主流で、2泊以上する方は非常に少ないです。アジアリゾートのアマンはというと、4泊から1週間の滞在が主流です。
日本の我々のローカルリゾートも、その土地で2泊、3泊していただけるよう、トラベルリレーをどう作っていくかが最終章の戦略でもあり、日本の観光業のテーマでもあると考えます。

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