自分達でDIYをすることで初期投資をかけずに独自性のある施設になり、成功した企業
合同会社GLAMPiC代表社員の長濱温子さんにお話を伺いました。
移住をきっかけに山形でグランピング事業を立ち上げ、運営だけでなく建設まで全て自分達で行うことで成功されました。
■貴社のグランピング事業のきっかけを教えてください。
2016年に地域おこし協力隊になったことをきっかけに東京から山形に夫婦で移住しました。その際に山形県内に関東や関西のようなグランピング施設が無いことに気づきました。その後3,000坪の山付き物件を借り、今のグランピング施設であるGLAMPiCをつくり始めました。
移住と同時に起業した会社でしたので、事業へ回せるお金は豊富にはありませんでした。また宿泊事業は未経験でしたが、夫の前職の内装工事の現場監督の経験を生かして電気工事以外はDIYでおこないました。また名詞やお店のデザインなども外注はせず全てを自分たちで試行錯誤しながら作成しました。そのため初期投資をほとんどかけずに事業を開始することができました。
■貴社として理念、どんなブランドづくりを意識したかを教えてください。
ミッション:わくわくを創造し、世界を楽しむ
ビジョン:笑顔溢れる豊かな暮らしを生み出し、さらなる可能性を信じて挑戦し続ける
上記を掲げて私たちは事業をしています。お客様に喜んでもらうことも大切ですが、まずは自分達がわくわくして出来るかどうかを大切にしています。事業の運営ノウハウも無く全てが0の状態から始めました。ですが自分達がわくわくしながら出すアイデアによって他の施設とは違う独自性に繋がり、お客様に喜んでもらえるような施設になります。
■貴社のグランピング事業の初期投資や稼働率等の経営数値を教えてください。
初期投資は約150万円です。また年間の平均稼働率は55%です。初期投資はほぼ自分達でやったので、材料費以外はかかっていません。
また販促費用についてもほとんど0円でやっています。販促ではInstagramを活用することで集客をしているので、販促費をかけずに集客ができています。Instagramの内容は主に告知になります。また投稿の際は、おしゃれなカフェや同業のグランピング施設の投稿を参考にしました。投稿の際は
①明かり(太陽光や明るい場所で撮影する)
②背景(後ろの映り込むスペースも全て考えて撮影)
③いろんな角度から何度も撮影する。(写真自体は多く撮影して、一番おしゃれな写真を採用)
上記を踏まえて投稿しています。告知投稿は売り込み色が強くなりがちなのです。そのためなるべく写真はおしゃれになるように見ていて楽しくなるような投稿になるように気を付けました。それもあり約3,300人の方に現在フォローして頂いています。
■今後の展開を教えてください。
弊社の事業内容は ①グランピング②カフェバー③ゲストハウスの3つが現在のメインの事業になっておりますが、今後は新たに土地を取得して新規事業を考えています。具体的にはサバゲー場にする予定です。またそこに併設でトレーラーハウスの設置も考えています。既存の事業の拡大も考えていますが、今後も様々な新規事業に挑戦して会社として成長させていきたいと考えています。
グランピング施設GLAMPiC様HP
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