グランピング施設と既存施設を組み合わせることで、グランピング事業に成功

2021年5月17日

約10万坪の敷地に宿泊事業やレジャー事業を運営し、既存事業との相乗効果でグランピング事業を成功させた株式会社時之栖社長の庄司政史氏にお話を伺いました。

■貴社のグランピング事業のきっかけを教えてください。

お客様の宿泊の選択肢を増やすために、既存の宿泊施設に付加する形でグランピング事業を始めたことがきっかけです。ボルダリング、セグウエイやマウンテンバイクなどの多様な既存のアクティビティがあるので、それとの相乗効果が見込めたのも理由のひとつです。
■貴社として理念、どんなブランドづくりを意識したかを教えてください。

「感動を求めて」という理念の元、お客様に感動して頂くことを常に心掛けています。富士の景観と併せてコロナ禍において楽しく安心して過ごしていただけるような施設をめざし、売りである自然を生かして、スポーツアクティビティやイチゴ狩りなどトータルで楽しめる体験型の宿泊施設を提供しています。

一つの特徴として、代表クラスから少年までサッカーの合宿施設として全国で最も利用されておりスポーツツーリズムに力を入れています。そのためアクティビティやアリーナ・ジムなどの施設もあり所々スポーティーな要素があります。それに噴水ショーや、日本一の金魚水族館等スポーツ&レジャーという施設独自の要素を大切にしています。その他地ビールやワイン、チョコレート等オリジナル商品も数多くあり、ここにしかない感動づくりを意識しています。

 

■大手予約サイトのレビュー数がグランピング施設の中でも非常に高い。その顧客満足度の秘訣や再来店の工夫についてについて教えてください。

富士山の景観やイベントが大きな理由のひとつかと思います。グランピング施設のある場所からは富士山絶景スポットであり、都会では絶対に味わえない非日常空間で、インスタグラムなどSNSでたくさん取り上げられました。またイベントではイルミネーション、ホタル観賞や風鈴など四季折々に合わせて内容を変えて開催しています。イルミネーションの期間中来場者は70~80万人と一番人気のイベントです。
意識しているのはリフレッシュできる快適な滞在を、噴水ショーなどのアクティビティで、またBBQや地ビールなどの食でと全てにおいて「期待を上回る」事をめざし、それを常に変化させていくことで価値を感じてもらえていると思います。

 

■貴社のグランピング施設での社員教育や接客のマニュアルなどサービス品質についての施策を教えてください。

接客では“ウェルカムフレンズ“を合言葉として使っています。これは親しい友人を招いた際のような気持ちでお迎えし、その中でお客様のわがままをかなえる、そしてあまり干渉しすぎないことが、安心感につながっていると思っています。そのような接客を心掛けています。

また弊社では、“プレジデントラボ”という当社の各施設から現在は30代の社員約20名を選抜し社長と一緒に勉強する機会を設けています。社長と直接意見交換したり、それぞれ課題解決のために議論したりその中でテーマごとに分科会を作り、問題や現状を共有し、解決に向けディスカッションをしています。このような施策の結果、社員の勉強する機会の創出や経営への参加意欲が高まり、個人の成長だけでなく会社の成長にも繋がりました。実際に、グランピングをオープンする際は、社員からの意見をかなり参考にしました。現場で実際にお客様と接客している社員の意見は貴重で、例えば心地よく滞在するためによりプライベート感を重視した設えにするなど積極的に意見が挙がりました。設営にも積極的に参加をしたりなどその中心がプレジデントラボのメンバーで、オープンに向けて一体感を醸成してくれました。その結果、コロナ禍のオープンでしたが平均稼働率は年間60%ほどありました。

 

■今後の展開を教えてください。

今後は、グランピングを施設内に拡充する予定です。まず隣接している天然芝のサッカーコートをフリーキャンプエリアにしています。上質の天然芝で子供たちが素足で走り回る、いわゆる大地とつながる「アーシング」と言う環境を提供しています。また敷地内にグランピングテントを12増設予定です。更にグループ内の浜松市や川根本町の施設にも拡充計画進行中です

15棟の独立した二階建てのホテル、これをワーケーション事業として進めています。新しい旅の形であり、新しい働き方の提案です。この中にハンモックやウッドデッキを設置しアウトドアの雰囲気のある宿泊施設にしました。キッチンもあり長期滞在を見越してビジネス・ファミリー共に対応しています。弊社が25年間地域と繋がって事業をしていたこともあり、施設内のみならずこの地域を広く楽しんでいただき、地域の課題解決にもつながっています。この3月はプロモーションを仕掛け約60社の企業・団体に宿泊をして頂きました。多くのデータと知見を頂き大きな可能性を感じています。今後もこのように新規事業を通して新たな顧客の開拓をしていきます。今後も御殿場という地域に根差して、地域の活性化につながる事業を進めていきます。

 

OUTDOOR HILL VILLAGE様

グランピング立ち上げ・運営でご相談の方はこちら

担当:臼井大地(うすいだいち)

お電話→070-2441-8245

メール→d-usui@funaisoken.co.jp

コンサルタントコラム

ページのトップへ戻る