自社の強み×スモールスタートでグランピング事業を成功に導いた企業
今回、兵庫県朝来市の方でグランピングを運営してSUGOMoRIリゾート生野高原の経営者である福永義正氏にお話を伺いました。
■貴社が事業を行う上で、大切にしていることを教えてください。
我々がグランピングを始めた理由としましては、地域活性、観光としての寄与が目的です。
今まで整備されていなかったので土地は荒れて、周辺の地域に人が住んでいない状況でした。そこを、私たちが整備し、人が集まる施設に作り変えました。
弊社は建築事務所の強みを生かして、ただ単にグランピング施設として、運営するのではなく、施設をプロデュースして弊社が販売し、その施設をグランピング施設として借りるオーナー形式で運営しております。
コンセプトは「収益が出て、その収益を将来財産として次の世代に残す」です。そのためデザインは特に力を入れました。
また、施設の運営は多くの周辺地域の方に一緒に働いて頂いております。以前まで、この地域は働く場所があまりなかったこともあり、集客だけでなく働き場所としても地域活性に貢献しております。
■販促費0円で集客を成功させる秘訣を教えてください。
来られる方としましては、20代女性の方が多いです。
そのため、女性ユーザーが多く利用しているInstagramやティックトックで拡散してもらえるようなおしゃれな施設づくりとプレスリリースに注力しました。その結果、Instagramやティックトックからの流入が多くなり、自社HP予約で50%前後獲得しています。
また集客が好調なため、さらにグランピングのドームを今年増設する予定です。
■これからグランピング事業に参入を検討している経営者にアドバイスはございますか。
非常に社会性の高い事業となっておりますので、地方創生に貢献したい経営者様はお勧めいたします。
また、地元の金融機関や市長とのパイプは必要です。我々は地域からの支援があり、許認可の手続きを簡単に行うことができました。地方創生事業として、地元の方々と一緒に行うことが成功の鍵となります。
SUGOMoRIリゾート 生野高原様のHP
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