【注意】グランピングを立ち上げるだけでは事業再構築は通りません!!

2022年6月16日

先日、事業再構築補助金第5期の採択結果が発表されました。
過去グランピング事業は事業再構築補助金第1期〜第4期までに350件以上採択されていましたが、今回も約100件ほどと、非常に多くのグランピング施設が採択されました。
今後もグランピング事業が多く採択される事が予想されます。
ですが事業再構築補助金は全てが採択されるものではなく採択率は46%と、決して高くはありません。
今回は事業再構築補助金で絶対に押さえておくべき事業計画作成のポイントに関して解説致します。

①事業の再構築がすぐに必要な旨を記載

1年以内に再構築しないと事業が立ち行かない理由を売上や利益の具体的数値を記載して伝えることがポイントです。
事業再構築補助金では、ただコロナで売上が下がったのみの記載だとその会社の事業を採択する理由が無くなってしまいます。
今後1年、2年でどれだけ業績が下がることが見込まれるのかを、赤字額や減少額といった数字を記載することで、緊急性が伝わります。
またコロナによる影響と併せて既存事業の市場が衰退しているしていることも併せて記載することで再構築が必要な理由をより強くアピールすることが出来ます。

②自社の独自性を伝える

単純にグランピング事業を立ち上げる内容の事業計画ですと、差別化出来ておらず他の宿泊施設との競争や近い将来やってくるであろうグランピング事業同士の競争が発生した場合にどう生き残るのかが不明確で現実性がありません。
そのため地域の飲食店や集客施設と連携をして、自社独自の宿泊プランやアクティビティの開発を行う事が大切です。
具体的には地場の名産を使ったBBQや近隣の海・湖を使ったサウナ(湖を水風呂のように使用)など、地域のエリア特性とアクティビティを掛け合わせプラン策定がポイントになります。

③実現可能性の高さを伝える

実際に設計施工会社から見積もりを取ったり、立ち上げの際に既存のグランピング施設と連携するなど正確な見積りを記載することや外部と連携して進めることが大切です。
よく採択されない事業計画として、数値の見込みや信ぴょう性に問題があることが挙げられます。
設計施工業者であれば近隣の設計施工ではなくグランピング立ち上げの経験のある業者を、また集客や立ち上げには実際にグランピングの立ち上げ経験やノウハウのある業者を絡めて事業計画を作ることでより説得力のあるもになります。

以上が事業再構築補助金での事業計画のポイントとなります。
コンセプト・棟数・土地の有無によって大きく初期投資が変わりますが通常3,000万円から1億円以上と多額の初期投資がかかります。
グランピングは営業利益率30%と非常に高収益な事業ですが、初期投資の大きさが大きな参入障壁の一つとなっています。
そんなグランピング事業ですが、事業再構築補助金を活用して事業を進めることで最大5,000万円を補助金で賄うことができます。
さらに事業再構築補助金は多くのグランピング事業採択の実績があり、グランピング事業と相性の良い補助金ともいえます。
事業再構築補助金を活用して、グランピング事業立ち上げを考えている経営者の方はぜひ上記のポイントを抑えて事業計画を作成頂ければと思います。

今回はグランピング事業のメリットを事業再構築補助金に絡めてご紹介致しました。事業再構築補助金を活用したグランピング事業の立ち上げや立ち上げのポイントに関して詳しく聞きたい!という経営者のために、セミナーを開催しております。ぜひご参加ください。
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事業再構築補助金を活用したグランピング立ち上げ解説セミナー

https://www.funaisoken.co.jp/seminar/087849

【セミナー概要】
セミナー名:事業再構築補助金を活用したグランピング立ち上げ解説セミナー
日程:2022/07/14 (木)・27(水)、08/4(木)・24(水)

 

著者プロフィール

臼井 大地(Daichi Usui)

高級プライベートヴィラ・グランピング立ち上げ専門のコンサルタント。成功事例の行脚数は100施設を超えている。 より早く、より確実に成果を出すために全国のグランピングの成功事例を集め続けており、 成功事例の数は業界でもトップクラスである。 都市部はもちろん過疎地でも成功する事例など幅広い成功事例を持っている。

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