HPのリニューアルで使える補助金とは?

2022年4月11日

はじめに

コロナによって「 10年の差 」がつきました。
デジタルが苦手という企業は、それでも変化を拒み続けました。
結果、デジタルにギアをシフトした企業と❶自社Webマーケティングによる集客力の差❷業務改善、働き方の正常化による、生産性の向上の差、が明らかに広がりました。
「 10年の差 」それ以上かも知れません。
そんな中、多くの施設が取り組んできているのが「 HPのリニューアル 」です。
ですが、HPを新しくするには50万円以上。ページ数によっては150万も超えてくるかと思います。
今回、そのHPリニューアルの一助となるのが「 小規模事業者持続化補助金 」という補助金制度です。
ぜひこの制度を皆様が「 知らなかった 」ということがないようにご案内いたします。

小規模事業者持続化補助金とは

小規模事業者持続化補助金は、小規模事業者が行う販路開拓や生産性向上の取組に要する経費の一部を支援する制度です。
この制度は、商工会、商工会議所のサポートを受けながら経営計画書、補助事業計画書を作成し、審査を経て採択が決定された後、所定の補助を受けることができます。
もちろん、申請すれば補助が受けれるというわけではなくいくつか条件もあります。ここでは一部、ご紹介します。
①従業員数が20名以下である
②販路開拓等のための取組であること。あるいは、販路開拓等の取組とあわせて行う業務効率化(生産性向上)のための取組みである
③概ね1年以内に売上げにつながることが見込まれない事業
④他の補助金と重複しない

気を付けていただくポイントは、HPリニューアルのみでは申請ができないため「 新商品開発費や新商品販促費 」と併せて申請が必要になります。
採択されれば最大1/4まで補助を受けることができます。

※申請状況によっては補助金が活用できない恐れがありますので、ご了承下さいませ。

①HPリニューアル
(リニューアル前)
コロナの打撃を受け、部屋のリニューアルをするにあたって、HPリニューアルも検討、というタイミング。※自社HPは5年前にリニューアルした状態のまま。

(リニューアル後)
1.スマホ対応 2、CV(コンバージョン)設定
など、今の時代に必要なポイントをアドバイス。HPリニューアルで、直帰率が80%→45%と改善。CV率も0.6%→0.9%と、改善中。

このようにHPリニューアルをした結果、大きく業績が向上しました。ここで間違えていけないとは、リニューアルすることに注力してしまうことです。そうなるとほぼリニューアルに失敗します。

必ずするべきこと

リニューアル前に、必ず現状のHPを細かく分析する必要があります。
というのも本来、リニューアルというのは悪い所を治すためにします。
その悪い所がどこかもわからない中で、リニューアルしても決してうまくいくことはありません。
そのために必要なのは、「 Googleアナリティクス 」です。
中には、聞いたことがある方や見ているという方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、数値を見ているだけ。
レポートが送られてくるだけでは業績は上がりません。
ここで必要なのは、「 正しく分析すること 」です。
残念なことに、ほとんどの宿泊施設はそもそも設定すらできていない状態です。
例えば・・・
①コンバージョンの設置ができているか。
②ページの価値を設定しているか。
③サーチコンソールは連携できているか。
④Google広告は連携できているか。
⑤パラメーター付きURLをつかっているか。
などがあります。もしこの中で1つでもわからない、もしくはできていない場合は非常に危険な状態です。

売上・利益を上げるためには

売上=❶自社ページ閲覧数×❷予約獲得率×❸客室単価

これが宿泊Webマーケティングで必須のKPIです。
プレビュー数は、じゃらんや楽天トラベルの予約サイトの中でも自社が見られている数や、自社HPの閲覧数になります。
コンバージョン率は自社のページを見たユーザーの中で、予約完了まで行動したユーザーの割合です。
自社HPの閲覧数を増加させるためには、広告を打ち出したり、「地域名+旅館」などの検索で上位表示を出させたり、SNSに力を入れたり様々な方法がございます。
ただし、どんなに広告に力を入れて自社ページの閲覧数も、自社ページを見たユーザーが「ここに宿泊したい!」と思えない内容だと、予約までたどり着くことはありません。
そのため、HPなどの自社ページというのは、予約に直結する重要な要素ということを押さえてください。

ぜひ、この機会に一度現状のHPを確認していただき、リニューアルの検討。
もっと言うと、Webマーケティングへの投資に踏み切っていただきたいと思います。

今回は、そんな方に向けて無料でWebマーケティングの戦略提案をさせていただく場を設けました。
是非、ご活用ください

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著者プロフィール

三浦 雅裕(Masahiro Miura)

株式会社船井総合研究所において最年少でのチームリーダー昇格。 主に宿泊施設及び宿泊・観光関連企業のWebマーケティングおよびデジタルマーケティングを専門とし、80%以上の高稼働施設を数多く実現している。 100億を超える旅館や大手ホテルへのコンサルティングも実施。現在では30施設近くWeb×デジタルの領域で集客戦略およびデジタルマーケティング、BI構築による業績・顧客分析なども行っている。 新規出店や第二本業における宿泊業参入のコンサルティングにも従事している。

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