投資回収期間、なし?「 BtoBグランピング事業(仮) 」で、新規参入を大成功【事例紹介】!

2021年12月21日

「 10年は長い。5年、、、できれば3年、、、。 」

今年、100件近い新規事業の経営相談を受ける中で、多くの経営者が、気にするキーワードが「 投資回収期間 」でした。コロナショックが、さらに短期回収を意識せざるを得なくなった、というのは、皆さんも共感されることでしょう。

いずれにしても、そんな「 旨い話 」なら、もう、多くの企業が参入しているハズです、、、。

(株)船井総合研究所の西川です。

今回は、そんな「 旨い話 」で、実績をあげている「 新しい 」グランピングビジネスモデルをご紹介します。
それが「 BtoB 」グランピング事業です。

このモデルの最大の特徴が
1.初期投資実質0円、
2.なので、投資回収期間、なし
です。
さて、そんな「 旨い話? 」ですが、ビジネスモデルを聞けば「 なーんだ、そういうことか! 」という納得の仕組みです。

それが、
「 グランピング宿泊棟を販売する 」です。いわゆる「 別荘として 」土地と宿泊棟を販売します。つまり、一棟一棟にオーナー(購入者)がいるわけですから、初期投資が実質0円、というわけです。伝わっていますでしょうか?

通常のグランピングは、事業者が「 自ら出資 」をします。
BtoBグランピングは「 オーナーが出資 」をします。
と、当時にオーナーは、業務委託という形式で事業者に宿泊事業の運営を任せます(事業者、つまり、皆様が、宿泊業を運営する側)。伝わっていますでしょうか?

グランピング営業そのものは、いわゆる一般的なグランピングと同じです。

いかがでしょうか?「 いかに、オーナーを集めるか? 」がポイントとなるビジネスモデルです。事例企業では「 オーナーは利回りを期待せず、どちらかというと、地域貢献、地域の経済を永続的に回していく、というビジョンに共感した人や企業が、プロジェクトに参加している(出資している) 」という側面も、成功している重要なポイント、です。

この様に、共感者であるオーナーの集客に成功すれば、初期投資が実質0円となり、グランピング事業への参入もハードルが下がる、ということです。
モデル企業では、この取り組みが、地元誌やマスコミなどにも取り上げられることで「 オーナー集客に苦労することなく 」規模を拡大され続けています。

ちなみに下記は、昨年開業したモデル施設のコロナ禍における年間実績です。
※モデル企業は、建築業が本業

2020年8月新規参入(税込)
1.初期投資/8,800万円→ 28,600万円(追加投資)
2.年間売上/4,950万円→ 10,175万円
3.営業利益/2,750万円→ 5,780万円(約57%)
4.販管費 /1,100万円→ 2,420万円
※宿泊棟6棟で開業(左)→14棟に増棟(右)
※初期投資に、土地含まず
※営業利益は、償却前

6棟から始まった事業は、1年間で14棟まで拡大。
2年目には、年商1億円/営業利益で5,800万円規模の計画が見込めるビジネスにスケールされています。上述の通り、14棟全棟にオーナーが存在しているわけです。

整理すると
一般的なグランピングと言うのは、
1.開発する
2.営業する
です。

モデル企業の「 BtoBグランピング事業(仮) 」は、
1.オーナーに購入いただく ←ココ!
2.開発する
3.営業する(オーナーに代わって営業する)
です。

これが、新しい業態「 BtoBグランピング事業(仮) 」の概要です。
いかがでしょう? SDGsと書くまでもなく、持続性が高い事業が求められている時代です。その意味で、今回ご紹介させていただいた「 BtoBグランピング事業(仮) 」は、持続性をテーマとした時流適応モデル、と言えます。

昨年や今年、一度はグランピング事業への参入を検討された経営者は、この「 BtoBグランピング事業(仮) 」をご検討ください。投資回収という点からも、検討されるに十分なビジネスモデルです。
※下記に、BtoBグランピング事業(仮)を紹介するセミナーをご案内しています。

初期投資実質0円 BtoBグランピングモデル解説セミナー
グランピング成功事例
https://www.funaisoken.co.jp/seminar/080812

【オンライン開催】
2022/1/13 (木) 13:00~15:30 @オンライン
2022/1/26 (水) 13:00~15:30 @オンライン

著者プロフィール

西川 佳孝(Yoshitaka Nishikawa)

成熟業界における本質的な課題は「 経営者の時流適応 」。ビジョン、中期経営計画の策定、社員大会プロデュース業や運営支援まで経営者の想いを具体化することが得意。全体最適と本質的な課題から論点を設定するスタイルが最大の持ち味。入社以来エンターテインメント業界に専門特化。企業の業績アップを営業・人財開発の両面から成果を出すことができるコンサルタント。ユーモアを交え、本質を伝える分かりやすい講演ファンも多く、これまで、社外講演や社内研修で200回以上の講演実績がある。※船井総研内における「 日報大賞 」を受賞しており、社内のコンサルタントの多くの手本にもなっている。

西川 佳孝コンサルタント紹介ページ

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