A.国内客への配慮と経営リスク管理を前提としたインバウンド戦略が有効です。文化的な摩擦が少なく印象が良い欧米系・個人の富裕層を最優先で狙いつつ、客数比率20%以内・売上比率25%以内を目安に集客することで、国内客の満足度を維持しながら安全に高単価なインバウンド需要を取り込めます。
海外富裕層をターゲットにしたホテル・旅館集客の成功事例
訪日外国人観光客が増加する中、客単価の高いインバウンド需要の取り込みは大きなチャンスです。
しかし、インバウンド客は為替や国際情勢、天災等の影響を受けやすく、リピート率も低いため、過度な依存は経営リスクとなります。国内客を大切にしながら、話題性の高いインバウンドを安全な割合で取り込むことが成功の鍵となります。
海外富裕層・インバウンド集客における「3つの鉄則」
① 欧米系・個人客の獲得を最優先にする
国内客の感情や文化的な違いを考慮すると、欧米系かつ個人のお客様を最優先で狙うことが推奨されます。
欧米系の富裕層個人客は国内客に与えるマイナス印象が少なく、トラブルが発生しにくい傾向にあります。(欧米系 > 台湾系 > 韓国系 > 中華系の順、かつ「個人 > 団体」の順でトラブルが少なくなります)
② インバウンド「人数比率」は20%以内に抑える
外国人客の比率によって国内客の受け止め方が変わります。
● 7%程度(100人中7人):「海外でも人気の宿」と好意的に受け止められるレベル。
● 11%程度:外国人客が多い宿と認識され、一部でトラブルが発生し始めるレベル。
● 20%以上:外国人中心の宿と認識され、国内客との摩擦や苦情のリスクが急増するレベル。
③ インバウンド「売上比率」は25%以内を維持する
経営の安全性を確保するため、インバウンドによる売上比率は25%以内を目安とし、国内客の基盤を崩さないバランスの取れた戦略を展開することが重要です。
観光エリア拡大の「STEP」とWeb集客の活用
インバウンドの観光圏は、ゴールデンルートから周辺の非有名エリア、世界遺産、人気地方都市(北海道、沖縄、福岡、金沢等)へと段階的に拡大します。
世界中で利用されているGoogleなどを活用し、自宿のエリア特性に合わせた認知拡大を図ることが有効です。



